崩れはじめた牙城
崩れはじめた牙城

逮捕拘留されてる河井夫妻であるが、イメージ的にはだんだん黒という印象が強くなってきている。まー、筆者自身も黒であることは間違いないとは思っているが、今まで河井夫妻が説明責任を果たさないで来たから、その分ストレス発散もあるのか、マスコミも一気に河井夫妻の違法的な部分を記事にしだした。国民も一気に河井議員夫妻叩きに参戦してきたようである。

あの二人が自分たちだけで、あそこまで驕り高ぶり天狗になれるわけがない。しかし強力な後ろ盾が居て驕り高ぶってる時には、その違法性を指摘することは難しい。指摘したところで返り討ちに遭うのが関の山である。だから、なかなか突っ込めないのである。それは調査権、捜査権、逮捕権、起訴権を持つ、検察官でも同じである。

あちらこちらで、小さな公職選挙法違反なんて言うのは、行われている。「今なら過去は問わないから申告せよ。ただし申告期間外で見つけたら絶対に許さない」と言ったら、半分近くの議員が違反してることがわかるだろう。筆者自身、公選法違反の詳しい内容は知らないが、自分の選挙に手伝いに来てくれた人には何某かのお礼をしたいとか、食事ぐらいは提供したいと思うのは、普通の人が持つ感情である。

確かにルールを作らなければ、金のない人に不利になるのは事実であろう。政治だけではなく、世の中の全ての事象でも金のない人は不利である。だから金持ちになりたいと、みな頑張っている。そこで公平性を保つために法律があるのだろうが、これを権力者やその周囲に居る者が「恣意的に」自分の都合がいいように解釈し運用するから、国民は怒るのである。

安倍政権は長く続いた分だけ、驕りがひどくなった。「自分の責任である。責任を痛感している」と言うのであれば、やった本人に責任を取らせ、自分も責任を取って総理職を辞めればいい。自分が口先だけで責任を取らないから、取り巻きが益々、つけ上がるのである。

せめて国民にその不正な姿が見えなければ国民も我慢できるが、最初は慎重に物事に対処していても時間が経過するごとに段々ルーズになる。そして自分が権力のある姿を世間に見せたいのが人間の愚かさなのである。それを社会に認めさせ一切の文句を言わせないようにするには、暴力で支配するしかない。それが動物の本性なのだ。

人間にも動物のように色んなタイプの人が居る。それをできるだけ平等になるように、法律がある。法律の適用も衣食住が足りて、平和であることこそが前提条件である。日本の平和はアメリカに頼り過ぎである。これからは自国民での平和構築に責任と自覚を持たねばならない。

誰が為政をしても権力を持てば同じことを繰り返すのであろうが、国民に明らかな不正が見えるようになったら、潮時なのである。その前に全ての者に言えることは、その世界で一線を超えたら潔く身を引く覚悟を持つことである。
「栄枯盛衰は世の習い」安倍政権の賞味期限
「栄枯盛衰は世の習い」安倍政権の賞味期限

安倍総理は、自分が好きな番組には良く出て、饒舌に喋るんだねー。あんなに自分の言葉で喋れるんだったら、官邸での記者会見でも思いの丈を自分の言葉で喋ればいいのに。原稿を棒読みするから、「心がない」とか、「現状を理解してない」とか、批判されるのである。

個人的に会ったことはないけど、本当は人間としては友達思いのいい人なのかもしれない。それが思いもかけず、地盤、看板、カバンに加えて、親の七光りに加えて、おじさん二人の十四光り、併せて21光で、あれよあれよと政治家人生の最高峰まで行ってしまって、しかも周囲には高学歴で頭脳優秀な者ばかり。それで「下手に自分の考えを喋るより、担がれた神輿に乗ってた方が楽だし、渡された書面を読むだけの方が、失敗も少なくていいだろう」との考えに至るようになったんじゃないの?

時々総理らしからぬやんちゃ坊主的ヤジ発言をする時があるが、あれが本来の姿かなー、とか思う時がある。また野党から質問されて時々むきになって反論する時があるが、ああいう姿勢も今までの総理になかった姿である。あそこを笑いでサラリとかわせるぐらいの余裕と語彙力を持っていれば、まだまだ続く可能性もあったかもしれないが、いずれにしても賞味期限が切れかかってるのは事実であろう。

歴代最長の総理大臣として、長く歴史に残るのであるから、もう十分の筈である。これ以上を望めば罰が当たる。担いで来た者たちの中にも不協和音が出てきたようだし、潮時は間違いなく来ている。秋までには内閣を入れ替えて、解散総選挙を実施するという話も出始めた。

麻生財務大臣は「二階幹事長と菅官房長官を入れ替えろ。そして早く解散して総選挙を実施すべし」という意見らしい。それを感じ取っているのか、二階さんも最近は独自の動きをしているようである。安倍政権は日に日に信頼度は落ちている。それでも自民党人気は40%はあり、野党を全部合わせても遠く及ばない。日本国民自身が資本主義、自由民主主義が好きな証拠である。腐っても鯛という意味だろう。

共産国家は独裁国家で、自由が全くなく、代表を批判しただけで、拘束され知らないうちに殺されてしまう。それも本人だけでなく、家族まで強制労働させたり殺してしまったりするという印象がある。いや印象ではなく実際に実行するのである。北朝鮮がいい例である。ロシアや中国も似たり寄ったりのことをする。

北朝鮮なんか全く民間人には自由がない。恐怖支配である。日本の共産党がそこまで悪質で凶暴とは思わないが、共産党という名前がそういうイメージを連想させるのである。また野党でも中国や韓国、北朝鮮を支持するような発言をする野党は、とても支持する気持ちにはなれない。自民党が支持される大きな理由は、基本的に自国愛、自国民愛があるからだろう。

どこの国でもそうだと思うが、「自国ファースト愛」がなければ国民からは支持されないと思う。トランプ大統領みたいに極端過ぎれば一時的には熱狂的な支持者も集まろうが、やはり長くは続かないと思う。世の中十人十色だから、全ての人が満足する為政と言うのは難しい。誰が統治しても強制しない限り、不満は出る。安倍総理は知り合いばかり優先する政治を続けて、ボロが出てきたが、結局は誰がやっても似たり寄った結果なのである。要は新鮮味が無くなって飽きられてきたのである。
河井夫妻逮捕のニュースで埋もれる谷川弥一陣営の罪
河井夫妻逮捕のニュースで埋もれる谷川弥一陣営の罪

東京で華やかに河井克行・案里議員夫妻が公職選挙法違反で逮捕されてる陰で、長崎県出身国会議員である谷川弥一爺さんの関係者7名がこれまた、同じ公職選挙法違反で「書類送検」された。同じ公職選挙法違反事件でも、検察に逮捕されたという事件と、警察に逮捕されないで任意で事情聴取を受けていたというのでは、イメージが全く違う。そして警察での調べが終わり、調書ができあがったので、その書類を検察庁に送ったと言うのが、「書類送検」と言う意味である。

こちらは二階幹事長の基準で言う「大した大物でもない人物」だったのか、マスコミも殆ど動かなかった。内容も通常よくあるウグイス嬢の上限報酬オーバー違反とか、手伝った者に対する現金謝礼違反である。それを一年前ぐらいに弥一爺さんの地元会計責任者だかが訴え、告発したものを、長崎県警(大村署)が受理し捜査していて、地元ではそれなりに騒ぎになっていた。

一時は弥一爺さんが引退するのではないかという話まで持ち上がり、県議の中から国政への鞍替えを考えて行動している議員もいるそうである。ただ連座制として弥一爺さんに影響するかどうかは検察の腹一つである。

連座制と言うのは、その議員の秘書や選挙責任者だった者やそれに関係する者が起訴されて、禁固刑以上の懲役刑(執行猶予が付いても)の判決を受けた場合に発生する議員への責任だから、先ずは書類送検された7人のうちの金をあげた側の者が、起訴されるかどうか、裁判になれば滅多に無罪とか、罰金刑とかにはならない。したがって、先ずはこの7人の中から、起訴される者が出るかどうかが、ポイントである。連座制が適用されるのは禁固刑以上の有罪であることが条件であるそうだから、罰金刑は含まれない。

ちなみに禁固刑と懲役刑の違いは、刑務所に行って、働くか、働かないかの違いで、通常の裁判で「実刑何年」という判決は、刑務所に入る年数を宣言されてるわけだから、滅多に「禁固何年」という言葉はあまり聞いたことがないので、よくわからない。今も現実にある罰則かどうかはよく知らない。禁固と言うのは、身体的拘束はされるが刑務所のように労働は強制されないそうである。

河井夫妻の場合、どちらも本人が逮捕されたから連座制は関係ない。しかもこちらは贈収賄疑惑もある。こちらは最低でも二回の逮捕があるだろう。現在判決が出た秘書の件では懲役1年執行猶予4年だったから、秘書が控訴すれば判決確定が延びるけれども、現状でも案里議員の連座制での失職の可能性は高い。

しかし本人の身柄を捕っているのでそれは流れに任せて、直接辞任に追い込んでいくだろう。国民が真相を知りたいという、後押しがあるので、検察は心置きなく捜査にも力が入るだろう。偶然にも同じ公職選挙法違反である。政治家の驕りに対する嫌悪も今国民の中で、最高潮である(その大半は安倍官邸に対してだが)。

長崎地検にも追い風が吹こう。弥一爺さんも年貢を納める時が来たかもしれない。もういいんじゃないの?稼ぐだけ稼いで田舎の小さな土建屋から長崎県一の土建屋にまで成り上がったし。諫早干拓には、資格もない息子夫婦(嫁は金子源次郎参議院銀の娘)が入植し、一等地の農地も確保したし。もう引退してもよかろもん。
河井夫妻の逮捕で四面楚歌の安倍政権
河井夫妻の逮捕で四面楚歌の安倍政権

二階幹事長が河井夫妻の買収疑惑に対して、「影響を及ぼすほどの大物議員でもなければ、そんなに大騒ぎするような立場の人の行動でもない」と言うのは、本音の話だろう。

筆者自身が最初「1万5000円の日当を3万円払うことがそんなにいけないの?喋りが上手なウグイス嬢をスカウトするには、今の時代3万円は当たり前だろう。河井案里って、面倒見のいい人じゃないの?」って、言うぐらいの認識で、「それもたった100万、200万ぐらいの多く払った違反で目くじら立てることなどないよ」という認識だった。公職選挙法違反の重みを知らなかったからだ。

まー、いま検察が目くじら立ててるのは、河井夫妻にと言うより、安倍官邸に対してだろうが、実際に犠牲になるのは当事者である河井夫妻であるのは間違いない。しかし河井議員夫妻がこういう行動を起こした一因に、自民党本部からの破格の選挙資金が渡された事実がある。他の議員が1500万円しか貰ってないのに、10倍の1億5000万円も選挙資金を受け取れば、誰でも天狗になるだろう。

また今でこそ河井議員夫妻悪者説が認識されるようになったから、金を受け取った県議や市議の中には「迷惑だ」と言う者もいるようだが、いくら当選祝いだからと言われても、その裏にある河井議員夫妻からの趣旨は理解できてた筈である。現実に疑いを持って拒否した人だっていたであろう。それに仮に何を要求されなくても、「当選祝いです」と金を渡されると、人間嬉しいもので、「いい人だなー」とか思って、応援したくなるものです。

広島県民を疑心暗鬼にしている当事者は紛れもなく、河井克行・案里議員夫妻であるが、そのように踊るきっかけを創ったのは1億5000万円を出した決定者です。出したこと自体には違法性はないそうだが、違法でないから何をやってもいいわけではない。世の中には常識とか許容範囲と言うものがある筈である。自民党本部から出たのは間違いないのだから、そこに是非ともメスを入れて、全容を明らかにして頂きたい。

河井議員夫妻に勘違い行動をさせたのは、間違いなく現政権です。黒川元検事長に勘違い行動をさせたのも現政権です。モリ・カケ問題も、桜を見る会も、政治と民間の癒着、権力を利用した税金の乱用です。前田ハウスも、電通の中抜き丸投げも、本来なら検察が介入して、実態を暴く事案です。

いみじくも二階幹事長が本音を語りましたが、為政をする側で尚且つ大金を自由に動かせる立場になると、世間では大変な事と理解されることも、大したことではなくなってくるんです。しかも自分たちが扱ってる金の原資が国民から集めた税金であるという基本的な自覚さえなくなって来るのである。

日本は昔から官僚に操られてきた。一番の理由は頭脳明晰・成績優秀だからである。時に悪代官がいて賄賂を受け取ったりする者もいたが、やはり正義の官僚に倒される。そこに国民は拍手喝采してきた。外国人のように激しい大衆運動をしないのが、日本人の特徴であるが、さすがに今の安倍官邸には辟易し始めた。説明責任を果たさない。責任を取らない。反安倍、反野党の体制ができれば、そこが勝利するのではないか?
検察当局の河井夫妻刑事責任追及で起こり得る事
検察当局の河井夫妻刑事責任追及で起こり得る事

河井克行・案里議員夫妻の参議院選挙前にばら撒いた金について、貰った県議や市議を訴追しない方針を検察側が決めたそうである。そして再度聴取するという話である。公然な司法取引であろう。

これからやろうとする情報を事前に流すということは、迷っている者に「真実を言ってもアナタは罰しませんよ。」と言うことを宣言したようなものだから、これで断然河井夫妻が不利になったということである。

罪に問われないということになれば、証言する者が増えるのは間違いない。検察の本気度が見えてくる。これに対して為す術もなく指を咥えてる状態であるなら、安倍官邸は雪崩現象を起こすのではないか。

やはり黒川元検事長の個人的定年延長はやり過ぎだったのである。それをやる前に稲田検事総長への辞任要求もやり過ぎだったのである。何か落ち度があって退任を迫るのであればともかく、定年にもなって居ない、慣習の「二年で退任」にも至っていなのに、「辞めろ」と言われれば、誰でもへそを曲げるに決まっているではないか。

それも黒川氏を検事総長にするための官邸の策略だったとわかれば尚更である。これは間違いなく安倍官邸の驕り以外の何物でもないが、同時に黒川氏の驕り以外の何物でもない。

筆者も今年の初めに黒川氏の定年退職が延長された時には、その意味も重要性もあまり理解していなかった。黒川氏は個人的な出世の為に欲を持ちすぎ、自業自得の撃沈である。

我々は遠くから眺めているだけだから森羅万象が良く見えるが、当事者は全く盲目になっているんだろうー。安倍官邸だって同じである。常識で考えたら、こんな無茶は通らないと思ってる人もいた筈である。

しかし、圧倒的な力の前に思ってても言えない状況があったんだろうなー。こういう状況がどうしてできるのか、後で検証すると不思議なほど簡単明瞭なのであるが、その時にある独特の雰囲気というのが、こういう現象を創り出すのである。

たとえばモリ・カケ問題は、安倍総理に取って当然不利な状況だった。それ以前の麻生副総理の舌禍問題も、身体検査で辞任した大臣の任命責任問題も、安倍総理に取って不利な状況だった。

しかし責任を取らずにスルーしてきたことに国民も慣らされて、責任を取らないことで、問題が起きる度に逞しく強くなって、モンスター官邸になって行ったのである。それで本人たちも、「何をやってもいい」と勘違いするようになったのであろう。

今の森法務大臣なんか、弁護士免許を持ってると聞いたが、官邸の使い走りと勘違いするほど、自分の意見が全くない。大臣にしてもらった感謝の気持ちの表れだろうが、それにしても見っともない。その立場になればそんなもんかなー。

安倍政権が長くなった一番の理由は、鳩山・菅・野田と続いた民主党の失政だろう。特に鳩山・菅政権はひどかった。アメリカがトランプ大統領になったこと、それ以前の首相が余りに短命だったことも、長く続いた理由である。

しかし、最近は長く続いたことの弊害が多くなってきたことに国民が気づき始めた。河井克行・案里議員夫妻の起訴事件は安倍官邸崩壊の端緒になるのではないか。今週にも動きがありそうである。


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一律給付10万円の重みは国会議員にはわかるまい

一律給付10万円の重みは国会議員にはわかるまい

国会の会期延長しないことを、与党が決めたようである。このコロナ禍で国民が右往左往しているのに、何で国会審議を終了するのか? まだアベノマスクも全国民には行き届いてないし(うちには先週届いた。仏壇にお供えしている)、10万円も届いていない。給付金の委託先の疑惑問題など、いい加減な政治指導、行政指導も解決しないまま、国会を休むべきではないだろう。

国会議員は衣食住が保障されてるから、何の心配もいらない。どうすれば選挙を受かるかだけを朝から晩まで考えてるのが仕事である。また金持ちを見つけては、仕事の良し悪しも考えずに、寄付を受けるのである。たまに表面化することもあるが、それは氷山の一角である。

政治家というのは、本当に国民のことを考えているのだろうか? というような、行いが多い。言葉では歯の浮くような話や、口先だけの責任を取る話は何回も聞いた。しかし、裏でやってることは、国民を裏切るような行為ばかりである。

特に政権を担う与党に指導力がない。野党は綺麗ごとを言い、政府に対して責任を追及するが、国民に全く信頼がないのか、支持が広がらない。あれだけミスを連発している安倍政権を倒せないのだから、余程信用が無いのであろう。それを官邸に見透かされているから、ますます責任を取らない官邸になって居るのである。

麻生太郎副総理の舌禍などは、もう何回も辞任に値する舌禍であったが、全く気にも留めないし、反省する気配もない。と愚痴ばかり言っていたら、10万円の給付金手続き書類がポストに入っていた。

喜びのリハーサルを一回やっていたので、それほどでもなかったが、それでも書類記入を間違わないように見本を何度も読みながら、運転免許証と通帳をコピーし、慎重に丁寧に記入した。

封筒に入れては出して確認しながら、雨の日に出したら濡れて文字がボケてはいけないので晴れる日まで待って、それも近所のポストに投函したのでは、遅くなってはいけないと、わざわざ郵便局にあるポストに投函しに行った。

この思いが政府に通じるかなー(国民はこのような有難い気持ちで10万円を待っている)。ポストの前に立って左右どちらに入れたらいいのか、念入りに読んだら「左側」に「給付金書類封書はこちらへ」と書いてあった。結構親切にやってるじゃないかと思った次第である。

手にするまでは真剣に寄付も考えたが、69歳の老女フレンドにマスクを貰ったお礼(高級入れ歯洗浄剤と決めている)もしなきゃならないし、地元で消費するのも、冷え込んだ経済活動の応援になると言われているので、やはり先ずは日本製の高級ウナギをスーパーで買うことにしよう。

と考えたが、手続きをして、昨日投函したばかりだから、いつ振り込んでくるのかはわからない。果報は寝て待てである。

ポスト安倍レースの行方
ポスト安倍レースの行方

安倍総理に引導を渡すのは誰かと言う話題も出始めた。それなら一人しかいないだろう。狸爺として一世を風靡した二階幹事長である。三選の長期政権を作った、三本の矢である、麻生太郎副総理、二階幹事長、菅官房長官の、甲乙着けがたい貢献力ではあったが、やはり早くから先見の明を持って、先読み先読み宣言をして先導してきた二階幹事長の役割は大きかった。麻生氏の「総理のミスを横道に逸らす結果に繋がる」舌禍も、お見事と言えばお見事な役割ではあった。

以前なら一回の舌禍で、十分に退場に繋がっていたのだが、「任命責任は私にあります」という口だけの責任を取ることで、いつの間にか責任を取ったことになってしまう不思議な習慣も身についてしまい、またそこを論破するだけの能力のない野党にも助けられ、一強なのか余興なのかわからぬ長期政権が続いたのである。

また菅官房長官の、体全体から醸し出すちょっと陰のあるような寂し気な暗さが、国民の同情を引くのである。いま横浜にカジノ認可を決める黒幕のような言われ方をしているが、見た目ではどうしてもそのようなイメージには見えない。横浜人になり切れない東北人の徳なのである。三人の中で、総理になる可能性があるとしたら、菅さんであろう。

ただ次が育っていないと言う理由で、ワンポイントリリーフとして、麻生太郎総理という線がないではない。それに過去の総理歴で、「失意のうちに総理を追われた」という無念感が本人の中にあるだろうから、「今度は必ずやり遂げる」という気持ちが強くあるのではないだろうか?

しかし、国民の中には「どうせ舌禍で身を滅ぼすだけ」という考えが大勢を支配しているとは思う。狸爺さんは、端から裏方に徹し、名より実を取る御仁のようだから、自身の総裁には興味はなかろう。次の総理候補に対しても、取引をするなら幹事長であろう。

石破茂氏なんかは、自分が総理になった時の組閣人事まで発表しているようである。明らかに安倍政権から外されていたから、安倍人気が落ちれば、アンチ安倍ということで、当然目はあるだろう。自民党で収拾がつかなければ、公明党党首の繋ぎも噂されている。

ただここに来て、アベノマスクの不自然な仕入れ先に公明党関係者が利権先として浮上してきているので、山口那津男総理が現実化してきたら、足を引っ張る色んな話題が出て来ることだろう。

安倍総理に余力があれば岸田文雄政調会長が禅譲で本命と言われていたが、安倍総理に余力はない。そこで混乱ならワンポイントで麻生太郎氏もあるが、やはり自分の頭脳と口で物を言える石破茂氏が本命と見た。

対抗に麻生太郎氏、押さえに菅官房長官か? コロナ禍問題で急にテレビ画面に出て来る機会が多くなって知名度が上がった、西村経済再生担当大臣も可能性はあるが、イケメン人気では吉村洋文大阪府知事の方が人気が上らしい。

国際社会に出て行く機会も多いから見た目もある程度評価の対象に入れるのかもしれないが、やはり90%は能力で選ぶべきであろう。能力の無い総理を持てば、国として後退することを、何度も経験した筈である。にもかかわらず、同じ過ちを繰り返すのが人間の業なのであると、鬼平や金さんも言っていたような気がしたなー。
栄枯盛衰は世の習い
栄枯盛衰は世の習い

私は物事に対して是々非々で臨むから、何事にも一貫性がない。強いて言えば悪を憎むと言うぐらいである。中でも詐欺的な犯罪が一番嫌いで、内容に寄っては「殺人」より、詐欺が嫌いである。

罪の重さでは殺人の方が重いのはわかっているが、内容に寄っては「已むに已まれず」と言う場合もあるが、詐欺には「已むに已まれず」という場合はない。まだ盗みになら、「已むに已まれず」と言う場合があるだろう。

売春に限っては、よほど悪質なもの以外は取り締まらなくてもいいような気もする。まー、現実に売春は取り締まられてはいないけどね。日本ではもう今はないけど、世界においては、女性をさらって行って、逃げられないような所に売り飛ばすという組織があったりするらしいけど、そんな所は国を挙げて壊滅すべきである。

現に北朝鮮では売春が目的ではないが、日本人を拉致して行って未だに返そうとはしない。そしてそれを取り返せない日本もだらしがない。自国だけで解決できないのであれば、声を大にして世界に発信すべきである。日本にいる在日朝鮮人に差別をしたり、批判したりする必要はないが、北朝鮮自身の行為に対しては強く抗議すべきであろう。

今こういう倫理や道徳が忘れ去られ、経済優先が先行している。生きるためには食うことが必要であるから、どうしても経済が先行するのである。動物のように、腹が減った時にだけ獲物を襲うというわけにはいかないから、これまた難しい問題である。

また個々を優先するか、国を優先するかによっても、考えはそれぞれであろう。最初は部族の中の衝突みたいなものから始まって、それを力のある長が纏めたり、人徳のある長が治めたりしてきたのであろうが、食料が足らなくなると、今度は隣の部族との争いになり、勝った方が全部を収め、負けた方は男は奴隷となり、女は売春婦にされるか殺されるかだったろう。

有史以来、社会は男が治めてきたからである。こう考えると社会はやはり最終的には力の世界になる。そしてその力は、振り子のように右に行ったり、左に行ったり、前に行ったり、後ろに行ったり、ブームを起こす。それが嫌で逆らう人もいる。

ただ一つ言えるのは、どんな素晴らしい政治指導であっても、一時的には大勝しても、何故か長続きはしない。またいつか懐古はされるが、一生は続かない。社会が飽きるのか、一種のまやかしから庶民が目覚めるのかはわからないが、嘘のように潮が引くのである。

安倍総理にもそのような時期が来ているように感じる。これが世の習いであり、歴史の実態である。アベノマスクが未だに届かないのも、閣僚が誰もアベノマスクをしてないのも、恐らく安倍政治の終わりを告げているのだろう。
安倍総理の人間力
安倍総理の人間力

安倍総理の長期政権の理由は一言で言えば「鈍感力」であったろう。自分が総理という自覚がなかったのではないか? まだ過去形で言うのは早いかもしれないが、今もその自覚がないのかもしれない。

周りに総理の力を背景に目敏く動いた人間は多数いたかもしれないが、本人にそのような自覚はなかったのであろう。おそらく疑惑を持たれてる幾つかの案件に対しても、本人にすれば全く自覚がないのである。

だから結果的に嘘を吐いてるような形になってる論争も、本人の中では嘘を言ったつもりじゃないと、おそらく本気で思っているのだろう。これが一、二年の総理なら潰されてしまうのであろうが、色んな相乗効果が出て、今日まで持ったということである。「軽い御輿」だったから、周囲が担ぎやすかったのである。

また安倍総理に官僚が忖度したから長く持った政権と言われているが、今度の黒川検事長の辞任でわかったが、今まで官僚たちの安倍政権への異常な忖度は、安倍総理に対する忖度ではなく、自身の出世を賭けた忖度であることがわかってきた。

安倍総理は育ちがいいから、金への執着はあまりない。色んな批判記事を見てても、不正な利権絡みの話は一つも出て来ない。取り巻きに利権絡み、認可絡みはあるが、不正な話も全く出てこない。本人にもそのような自覚がないから、むきになって反論するのである。

モリ・カケ・サクラにしても、部下(秘書)に「できることなら、やってやれ」、「桜を見たいと言ってるんだから、見せればいいじゃないか」というぐらいの感覚で、相手の意図や策略、陰謀など全く理解もせず、況してや自分が総理であるという自覚もなかったのである。

だから同じようなミスを何度も繰り返すのである。知り合いになったら、「最高にいい人」ではないのか? だから、佐川理財局長が嘘の答弁したのも、文書改ざんを部下に指示したのも、官邸が指示したと言うより、「自身が出世の為に意図して忖度した」結果なのである。

だから、役人として矜持、責任、自覚を持ってる人は、「国民を裏切れない」と自ら死を覚悟したのである。だから、安倍総理は自殺した赤城俊夫さんの死が理解できないのである。奥さんの言葉が理解できないのである。

あの死の真相を知って、「少なくとも私の発言で上司が忖度した結果であったとしても、赤城さんに責任を負わせる結果となってしまった。偏に私の至らなさである」と言う言葉を残して、総理職を辞していれば、全ての疑惑を吹き飛ばして、憲政史上最長だけでなく、最大・最高の名誉ある総理として名を残したことであろう。安倍総理は人間力が足りないのである。
嘘の乱発は方便では済まされぬ失政の証し

嘘の乱発は方便では済まされぬ失政の証し

黒川元高検検事長の賭け麻雀を文春にリークしたのは誰かと話題になっているらしい。黒川氏は知る人ぞ知る麻雀好きだったらしいから、それなりに知ってる人は居たのだろう。かと言って普段はそんなことは気にも留めないし、記事にしたところで話題にもならないだろう。

麻雀をやってる人で賭けないでやる人なんて、家族麻雀ぐらいであろう。いや家族麻雀でさえも賭けて楽しんでる人もいるかもしれない。黒川氏が賭け麻雀で話題になったのは、安倍総理を後ろ盾に次期検事総長を目前に控えていたからである。

黒川氏が検事総長になれば、第四次安倍内閣成立とか、河井克行・案里夫妻セーフとか、モリ・カケ・サクラ疑惑不再燃とか、政治問題と絡めた対応が注目されていたからである。それが黒川氏の退任で、一気に安倍総理不利という風が吹き出したわけである。

だから、危機リスクも少なくなったとリークも出たのであろう?  気を見て敏な者は、こういう身の代わりは早い。次の勝ち馬を目敏く見付けて、そちらに乗り移ろうとしているのである。今度は検察庁が反撃するだろう。

最近は菅官房長官に代わって、今井直哉、杉田和博、北村滋、佐伯耕三の各氏が安倍側近と言われてるらしく、今回の賭け麻雀の特ダネ記事を書いたと言われている片岡女流記者がどのラインと強く結びついているのか、つばぜり合いが始まることだろう。

賭け麻雀が違反だからという話なら、レートがもっと高い麻雀をしている公務員とか、もっと公務員に相応しくない麻雀をしている者とかいる筈である。況してや訓告にしか値しないような麻雀なら見逃してもいいではないか?

ここで黒川元検事長が辞めざるを得なかったのは、黒川氏を検事総長にするために、「わざわざ個人的に定年を半年間延長させたこと」でしょう。初めは国民もあまり意味がわからなかった。そのことを隠すために、一般の公務員の定年延長まで持ちだした。

公務員の定年延長には、本来多くの国民は反対の筈である。それに、コロナ禍でみんな必死に我慢し努力している時に、公務員の定年延長の話なんてどうでもいい話である。

安倍総理はモリ・カケ・サクラと、野党の質問に対して、知らないものは知らないと正直に答えればいいものを、むきになって啖呵を切るものだから、フォローする官僚が帳尻を合わせる為に結局嘘を吐かざるを得なくなる。嘘を吐くだけでなく、公文書の改ざんまでしなければならなくなる。

しかし、自分が改ざんしたわけではないから、罪の意識がない。改ざんした者たちを栄転させることで、恩は返したと解釈しているのではないか? それから、あの野次もよくない。下っ端の野次係ならまだしも、総理大臣が自ら野次るのもみっともない。野次には愛嬌があって、笑いを誘うぐらいじゃないと支持を得ない。

コロナ禍にしても専門家委員会の議事録もないとか、常識がなさ過ぎ。それを問われると、「委員が委縮してしまって、発言が出ないことに考慮した」とか、誰が委縮するんだよ。日本を代表する先生方だから、それこそ自信を持って専門的な知識や意見が出るだろう。如何にも人権を配慮する必要があったような、嘘を言うから国民が怒るのである。

もし本当に議事録を取ってないのであれば、素直に「すみません。忘れてました」と謝ればいい。嘘を言う癖が吐きすぎて、しかも官僚が忖度して話を合わせてきたものだから、どんどんエスカレートしてる感じなのである。

実際には、録音ぐらいはしてると思う。官邸がしてないと言えば、録音まで「ない」と言わざるを得なくなるだろう。普通の役場でさえ議事録を取るのに、日本中から集めた専門家会議を録音しないわけがない。況してや未知の世界の対処法を巡る大切な会議である。

中央官庁の高級な役人がそんなヘマをするわけないじゃないか。本当に議事録を取ってなかったのであれば、出席役人は全て首にすべきであろう。いい加減政府も嘘から脱却して欲しい。

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