日に日に上川陽子外務大臣の女性初総理大臣の可能性が高くなっている。目立たないが、玄人受けする大臣である。どの大臣を受任しても地味だがソツなく熟すところが玄人受けするようである。
今までの女性候補のように薄っぺらでチャラチャラしてないし、威張らない。要するに飾りの域ではないのである。国内の大臣であれば飾りでも、それなりに通用するかもしれないが、世界に出て行く大臣であれば、それなりに世界の情勢が読めるぐらいの知識がなければ、日本の恥である。
今でも会社の社長(実質オーナー)と政治家の二足の草鞋の議員も居るらしいが、そんな者が国と自分の会者との二者選択を迫られた時に、国の事を考えるとは考えられない。やはり、自分の会社のビジネスが優先するだろう。
こないだ首になった長崎県三区の谷川弥一がいい例である。自分が始めた土建屋が議員生活40年の間に長崎県一の土建屋に成り上がったのである。
政治家には国から色んな名目の歳費が出ているのである。そのことを理解して、せめて議員の間だけは、政治に専念してもらいたいものである。
谷川弥一も表向きは会社の代表を息子に譲ってはいる。しかし、国の仕事や県の仕事の土建業は、最優先で谷川建設に入るだろう。役所がそのように気を遣うのである。世の中とはそういうものである。
官僚になるには優秀な学業が身についていなければ、入社もできないし、出世もできない。しかし、三権分立の中で唯一立法府(政治)だけは、学歴に関係なく立候補できるのである。要するに地元で人気があれば、当選可能なのである。
本人が優秀であれば当選する可能性もあるが、本人がバカでも優秀な秘書が居れば、当選する可能性もある。二世議員などに、このような現象が多々現れる。
政治家の秘書は、本人に替わって、色んな所に顔を出すし、地元の人たちと親しく会話をするから、人脈も広がっていくし、何の仕事をするにしても、プラスになるのである。
また普段、政治家に替わって、役所との交渉もしているので、役所にも顔が利く。だから許認可も優先的に取れるから、業界でも重用され、長く利権を離さない佐世保漁業組合長の片岡一雄みたいになってしまうのである。
要は裏方として、人の本音を聴いて廻るのが役目だから、世間の本質が良く見えるのだろう。これも一つの才能で有る。才能が開花する人は、人の本質を見抜く力も持っているし、また陰で努力もしている。敵から見て憎たらしいのも、その才能が認められてるという証拠でもある。才能ある人が羨ましい。
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