貧困層喰い(下)
貧困層喰い(下)
 
もやいで自立した人からの協力・支援は?

 ネットで「もやい最高」「もやいに救われた」と叫ぶ連中は腐るほどいるのに、何故もやいがリプラス倒産ごときで緊急寄付募金を今だにホームページでも最重要事項として呼びかけているのか理解に苦しむ。
 リプラスとの関係は、もやいがネットカフェ難民やホームレスとして苦しんでいる生活困窮者をリプラスに連れてきて、もやいが連帯保証人になり、その時点で8,000円を生活困窮者から(というか生活保護費などから)徴収し、リプラスが家賃保証をし、家具などは関連リサイクル屋の「あうん」から『一人暮らし家具パック』を1万円から40,000円高の間で購入してもらう。で、その生活困窮者が夜逃げをすれば彼らが入居していた部屋に残した『一人暮らし家具パック』をもやいが引き取りそれをまた再販する。
 すなわち、すべてとりっぱぐれなしの究極のリサイクルシステムが完成していた。それがリプラスが倒産したお陰で「家賃保証」をする役割を担う担当部署がなくなっただけであるから、寄付集めにやっきになるより、第二のリプラス役を探せばいいだけのことでは・・・?まあ、リプラスのように提携したから即座に1,300万円というどういう意味合いの金かわからん報酬をもやいに支払う家賃保証会社もそうそういないとは思うが・・・。
 話はもどって、なぜネットではものすごい数のもやいに助けられた人達がいるのに、その人達から寄付を募らずにマスコミを使って募金活動しなければいけないかってとこに重要な問題があると思う。
 もやいは貧困層自立支援をうたい文句に、連帯保証人代行をしているというが、上記のシステム、つまりやってることといえば有料の連帯保証人代行と、生活困窮者が夜逃げした後の『一人暮らし家具パック』を回収して、これまた有料でリサイクルのリサイクルをくり返す・・・という、この行為の中のどこに「主業務としての貧困層自立支援」が存在しているというのだろうか?ビジネスとしてのつきあいなら二度ともやいには近寄らない。他の保証人代行と同じにしかみえないだろう。

貧困層ビジネスに相互扶助はないのか?

 また、貧困層自立支援が効を奏していれば、『一人暮らし家具パック』を夜逃げした後の部屋から回収してリサイクル商品としてグルグル回すのではなく、自立した元生活困窮者から現生活困窮者の手から手へ無償で渡せばよいだけのこと。(無償譲渡が禁止されているのなら別だが)
 貧困層自立支援がうまく成り立っていないから、困窮者がもやいに相談もせず、逃げていきリサイクルのリサイクルをくり返すという構図になるのでは。もやいが連帯保証人代行も家具の譲渡ももっとビジネスライクじゃなく親身にやっていれば、夜逃げする前に相談するだろう。
 ホームレスとかは一人が好きだからこちらがどんなに親身になっても、縛られたくない一心でまたどこかへ行っちゃう、という言葉はもやい側からは出ちゃダメな発言だろう。貧困層自立支援を期待して訪ねた所が、単にビジネスとしかとらえていないから去って行っただけのことのようで。
 そんなに貧困層の自立支援がしたいのであれば、それこそスタッフが自分の家を開放して・・・という意見もあるだろうが、それは限界があるだろう。しかし、もやいはもう都内だけで1,300件以上の「支援した世帯」があるというそうだ。
 だったら、そういう元生活困窮者から募金を・・・というのは無理にしても、そういう元困窮者と草の根のタイアップをして、現段階での困窮者が自立できるようになるまで部屋住みさせてあげ、それに対して月5,000円でも元生活困窮者にキャッシュバックしてやる方が、よっぽど早いと思うし、そうやって元貧困層が現貧困層を支えインキュベートする気持ちを持たすことこそ自立支援につながると思うのだが。
 しかし、これではもやい自体が連帯保証人代行で儲けられず、ましてお客だった元貧困層に金をもらうのじゃなく「払う」という発想はさらさらないだろうから取り入れないだろう。1,300件以上の支援世帯が1世帯2人を抱えたら、2,600人の貧困層が救われると思うのだが・・・。
 これを推奨しない言い訳として、自立支援をうたう側は『いそうろうや部屋住みじゃ狎験菠欷酥餃瓩貰えませんよ。法律で、ちゃんと独立した世帯じゃないと狎験菠欷遶瓩認められないんです。だから、居候なんてせずに連帯保証代行を受けて、家具パックを買って、一人暮らしをしなさいな!』というだろう。
 しかし、それは貧困層の自立支援じゃなく単なる生活保護費取得コンサルタントであり、NPOというよりは行政書士さんか何かの仕事ではないの?だからこそ、もやいから自立支援させてもらった人が「ボランティア」で現生活困窮者を救済するような相互扶助の話が持ち上がらないのか・・・。

流行の貧困層ビジネスは

 貧困層を相手にする商売をしている商売や、貧困層を自立支援しますという高名な理想を掲げている方々は、自分自身もかつて貧困だったということを謳い文句にすることが多いが、特に商売でやっている商売人は「同じような貧乏の辛さを他人に与えたくない」というキレイゴトをいいつつも、自分が貧乏だった時、何をされたら困るか、何が生命線かを熟知し、それを最大限利用して、貧困層を生かさず殺さず自由自在に操って自分のサクセスストーリーにつなぐことがよく見受けられる。ホームレス上がりの日雇い派遣屋なんかがいい例だ。(ま、派遣屋はそうはいっても金を払ってやるのだからタチはいい方だが)
 「自立生活サポートセンターもやい」さんは何故に募金だ生活保護だ生活権だ人権だと声高に叫ぶのか知らないが、内容、特に資金面が不透明な所はマスコミだって一応は時代の寵児だ貧困層の救世主だと甘やかせてくれても、その実は警察や税務署の動きもちゃんと確認していて、もやいが思うより、もやいさんと同じくらいしたたかだから気をつけた方がいい。給料としてもらってる額が少なくても経費計上の不透明さ、資金還流の面など。
 マスコミの視線をある一方方向に集中させ利用するのには限界がある。飽きるし、ボロが見えてくるから。それより、そろそろ方向転換して、募金など撤回し、ネカフェ難民やホームレスを、連帯保証人代行とリサイクルビジネスのクライアントとしてではなく仲間的に扱ってやるほうが、なんかの時に同情するマスコミも増えるだろう。
 もやいの代表者たちは、グッドウィルの派遣問題の時も派遣労働者側に回って、死に体の折口氏に向って六本木ヒルズの前で「ちょっと来い!折口!」なんつうパフォーマンスを繰り返し、派遣労働者の救世主として妙な髪形に変貌した折口氏を叩いていた。
 しかし折口氏や石原氏など仮想敵を作り上げ、それで団結力をはかる集団の代表が、派遣でも、ネカフェ難民でも、ホームレス問題でも自身はそれほど差し迫った問題を抱えていないスタンスから余裕の参加、というのは今後どうなんだろうか。荒川河川敷のホームレスを仕切ってるおっさんや、新宿渋谷の拾い屋の胴元のおっさんもホームレスと同じ立場で対等なスタンスで、ただ「リーダーは俺だ!」ってはっきりしてるからホームレスの人らが信用して付いていってるのであって・・・。きれいごと看板で貧困層ビジネスを展開し、ファンは本当の貧困層から自立した人じゃなく「ネット系の匿名者」ばかりでは・・・・・・。

以上、

 今回、石原都知事が大阪の個室ビデオ店火災殺人について、のコメントで殺人犯は単にギャンブル・キャバクラ狂の低俗男であり貧困層問題はいったん切り離すべきを―悪意ある記者から―火災は貧困層を起こした政治が…みたいなニュアンスを言ったことに、多少デフォルメした「山谷だったら200〜300円で泊まれる」という発言のあげ足をとって公開質問状を送り、そのパフォーマンスと同時に「貧困層自立を支援している我々に募金を!」とタイミングよくいっていた「もやい」が余りにも胡散臭いと思い3回連載をした。

 しかし、こういうやからはちょっとでも関わると本当に運気が落ちるので、もうこの辺で、辞めておこうと思う。しかし、貧困層の自立支援をうたう団体が、貧困層の敵とも言われる家賃保証会社とつるんで連帯保証人代行をし、困窮者から前金でビジネスライクに金を徴収する姿はなんとも。
LINK
ENTRY(latest 5)
CATEGORY
ARCHIVES
COMMENT
  • 未上場株未公開株で失敗した方(騙された方)、泣き寝入りする前に、一度敬天にご相談下さい。
    天誅 (06/06)
  • 松村テクノロジー未公開株詐欺被害者さま
    吉田 (09/01)
  • 松村テクノロジー未公開株詐欺被害者さま
    庭芝 (06/17)
  • 松村テクノロジー未公開株詐欺被害者さま
    庭芝 (06/17)
  • 松村テクノロジー未公開株詐欺被害者さま
    愛信 (05/14)
  • 松村テクノロジー未公開株詐欺被害者さま
    (04/28)
  • 松村テクノロジー未公開株詐欺被害者さま
    凛 (04/19)
  • 松村テクノロジー未公開株詐欺被害者さま
    大淵 (04/02)
  • 松村テクノロジー未公開株詐欺被害者さま
    大淵 (03/29)
  • 松村テクノロジー未公開株詐欺被害者さま
    大淵 (03/28)
CALENDAR
SMTWTFS
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2019 >>