敬天新聞三月号・社主の独り言(中辛)
敬天新聞三月号・社主の独り言(中辛)
▼日本では神代の昔から裏切った人間、掟を破った人間、人を騙した人間は滅びる裁定を受けるのが常で、その場は上手に乗り切って再生を果たしたように見えても、ひたすらそのことを問われれば、じわりじわりと人の心根に響き、やがては必ず滅びるものである。自ら育ってきた根を絶やすような行為をしてはならないのだ。
 自分の人生に於いても、自分を育ててくれた組織にしても、先祖、先駆者、先生、先輩、周囲の理解、手助け、支援、色んなしがらみがあって自分の今日がある。その恩を成功者は忘れがちである。先祖供養を忘れてはいけないのもそこにある。また昔から伝わっている行事にもそれぞれに深い意味があり、それが文化であり、知らず知らずのうちに我々の血となり、肉となって、思想や感性になっている部分もある。
 国によって歴史認識や死生観が違うのは当然である。ガンジス川での身を清める沐浴行為も科学的に見れば矛盾した不潔な行為と一刀両断されてしまうだろう。しかしそれが何千年も続いてきた神への誓いであり、そこで病に倒れてもそれはその人に取って尊い聖戦なのである。価値観の違いである。意味のない長生きへの皮肉かも知れない。何を選ぶか、何を信じるか、誰を選ぶか、誰を信じるか、大人の世界では全て自己責任なのである。


▼男にとって家庭は安息の場であり、家族は支えであるが、そこにいるだけでは食っていけないのである。戦いの場は外であり、そこから餌を持ち帰らなければ家族を養えないのである。
 男であるにも拘らず、外で戦わない者が多すぎる。右か左に結論を出さなきゃいけない時でも動かない。ただ戦いが終わった後に勝った方に後から着いて行く。その行き方しか出来なければそれもいい。だがそういう者に限って後で不平不満を言う。恐らく結論を出さなきゃいけない時に出せなかった自分自身への不満と働かなかったエネルギーが余っているから、安全と分った戦後、コソコソと愚痴を言い出すのだろう。
 戦った者は勝っても負けてもエネルギーを使い果たし、むしろ意外とサバサバしているのだ。勿論、男の世界で負けた方は死を意味するのだが。毒にも薬にもならない、動かなきゃいけない時、一切動かなかった者に終ってからとやかく言う資格はない。毒は使い方で薬になる。猛毒程、貴重な良薬になる可能性大なのである。立派な指導者というのはこれらの全てを使いこなす。組織というのは人の集まりだから完璧に丸く収まることはない。どこかで我慢の連続なのだ。


▼先日、蒼龍会(小島石根会長)の勉強会に出席した。講師は加瀬英明先生だった。日本が戦後、経済的大成長を遂げたのは孝よりも忠を優先したからだそうで、中国から儒教が日本に入ってくるが、儒教の教えの中心は孝で、親孝行が基本である。だから仕事中に親が倒れたら、何はさておき駆け付けて看病しなさい、というのに対して、日本では大切な仕事を任されている時、例え身内が倒れても先ず仕事をやり遂げてから掛け付けなさい、という教えである。
 忠が孝を優先するのである。日本では君臣といえば天皇と国民の事、中国では君臣と言えば皇帝と部下を指し、中国人は公という概念がないのだそうである。日本の場合、天皇は万世一系と続いているが、中国では皇帝が次から次に倒される。新しく皇帝になった王は過去の皇帝の栄光を全て否定し壊して新しい歴史を作ろうとする。歴史は常に勝った者が書き換える。これを易姓革命と言うらしい。
 こういう文化が中国国民の中に血となり肉となって繋がっているのだ。だから彼らに歴史を捏造しているとか嘘を言ってる、作り変えているという認識はないのかも知れない。我々から見たら嘘だという事も彼等にとっては、自然体なのかも知れない。だからこそ南京大虐殺と言われる事件も日本側は強く主張しなきゃいけないのだ。戦争だから多少の殺し合いはあっただろう。それは日本だけに限らない。近代世界でアメリカ程人を殺して来た国はない。だが、そのことを主張する国は一ヶ国もない。
 日本人は天皇を中心とした万世一系の国だから歴史を捏造する習慣はない。嘘も必要ない。文化として嘘吐きは嫌われる。敗軍の将、兵を語らず。負けた以上、責任を取って多くを語らない。これも日本の文化である。この文化を諸外国が逆手に取って攻めて来ているのだ。尖閣諸島が日本の物である事は毛沢東も認めて来た事だし、竹島も日本の領土である筈なのに、現実には実効支配されている。海が唯一、日本の物質的資源であるにも拘らず海を盗られたら、日本は無くなってしまうのだ。
 ただ最後に加瀬先生が嬉しい事を仰った。天然資源のない国、日本がどうして世界の一流国になれたのか、それは国民が「徳」を持っているから。だが最近、その徳さえ蔑ろにしている。その徳を食い潰している。政治文化、生活文化を見直して徳を強める努力をしなければ、日本は本当に駄目になる。白人至上主義の世界で日本だけが有色人種。政治的独立、経済的独立、文化的独立を守る為に明治維新を行った気概を学ぼう。


▼一口にパーティーと言っても千差万別であるが、私の場合年間百本近くの招待状が来る。勿論全て出席するわけではないが、それでも半分は出席するだろう。日本青年社や大行社のような大型パーティーから松崎忠男氏の誕生会のように景品が楽しみな家族的パーティーもある。また桟勝正氏率いる日本文化振興会等は年に十回近くのパーティーを主催しているから驚きの一語である。
 最近、私が楽しいと思うパーティーがある。音楽を聴きながらディナーを頂くのであるが、あの高級ホテルの目黒雅叙園で年に六回もこなして、二月十九日の開催で百六十六回目というから実に二十七年間続いている「隣々会」というパーティーである。私はまだ三回しか出たことはないのだが、客層が比較的上品で著名人も数多く出席する。毎回、百名強の人数で行われるのだが、主催者の渡辺洋氏の話術が素晴らしい。アリゾナのインディアンを自称する氏の気配りと、間の取り方は絶品で笑いが絶えない。
 不思議なのは著名な方々が彼に指名され、彼の指示で言われた通りに行動する事だ。あたかも催眠術にでもかかった様に少年のような行動さえするのだ。もし、余所でだったら人目を気にしたり、恥ずかしがったりするような事でも彼に指示されたらできる、この場所でだったら出来る、というような雰囲気を瞬時に作ってしまうのだ。そして演じた人もその会場にも爽やかさが広がるから不思議である。正に渡辺マジックと呼ぶべき現象である。
 年一回でも定期的に続けていく事は大変な作業であるのに、二ヶ月に一回で二十七年継続というのは呆れて物が言えない。神業である。主催者が儲かるパーティーというのは客を集めるのが大変だろうし、実力がないと呼べない。逆に儲からないパーティーというのは自分が潰れてしまう。どっちにしても主催するというのは大変な事である。パーティーに顔を出す人は殆どメンバーが似ていたりして、中にはチョッと遅れて来て会費を払わないで、その癖どこのパーティーにも顔を出すという猛者もいるらしい。人数が足りない時等は、有り難い時もあるらしいが、やはり会費ぐらいは払って参加すべきである。
 パーティーで豪華さ、人脈の豊富さと言えば新聞屋五味武先生のパーティーが一流だった。今、当局の締め付けもあり、会場探しも困難であり、大型パーティーがやり難くなっている。単に名刺交換会というパーティーも多々あるが、私自身、名刺交換が下手なものだから、そういうパーティーに出掛けても余り意味はない。
 やはり知り合いからの声掛けで出掛ける場合が多い。「隣々会」の音楽の夕べは名司会者の箕浦ミチコ女史からの紹介だった。箕浦女史自身も今コンビを組んで活動している、洋画家でラテン歌手のサム染葉氏との出会いは二十年前のこの会だったそうである。隣々会は新人芸術家支援的パーティーの側面がある。孵化するまで巣の中で卵を暖める、母親の姿に似ているかも知れない。
 現にここから育った大物有名人もいる。最近では昨年大ブレイクした「千の風になって」の秋川雅史もそうらしい。渡辺氏自身も芸術家としての感性を持っている。渡辺氏の普段の生活の基盤はアメリカのアリゾナだそうだが、パーティー会場に必ず日の丸を掲げ主催する。外国に住むと日本の素晴らしさが懐かしく見えるのだろう。何故か孤軍奮闘している日本兵に見えるのは私だけだろうか。命ある限り続けて欲しいパーティーである。


▼今アメリカは大統領選挙一色であるが、ヒラリー女史とオバマ氏の一騎打ちの様相を呈しているが、どちらが勝ってもアメリカ初という事で、この二人にマスコミは集中しているが、日本にとってはこの二人の勝者と戦う事になるマケイン氏の勝敗こそ気にしなければならない事である。
 マケイン氏の外交政策の基本は日米韓であるのに比べてヒラリー女史にしろ、オバマ氏にしろアジアでは中国重視の政策を取ろうとしている。ヒラリー女史が勝てばマケイン氏有利、オバマ氏が勝てばマケイン氏不利。だがオバマ氏が勝てば暗殺を仄めかす集団もいる。まさか今の時代にそんな事がと言われるかも知れないが、法律まで作って黒人を差別していたアメリカである。何があっても不思議ではない。
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