敬天新聞十二月号・社主の独り言(ほろ苦)
社主の独り言(ほろ苦)

▼悪役スターで有名な山本昌平氏から電話があった。東京裁判でA級戦犯として死刑になった七人の執行までの二十四時間を取り上げた作品で、彼はその中の一人、板垣征四郎役を演じるのだという。板垣征四郎と言えば岩手県盛岡市の出身で満州事変の責任を問われて死刑判決を受けた人物である。A級戦犯死刑囚と言えば東条英機だけが有名で残り六名を全て言える人は少ない。板垣征四郎陸軍大将、土肥原賢二陸軍大将、木村兵太郎陸軍大将、松井石根陸軍大将、武藤章陸軍中将、広田弘毅元首相である。
 彼等の死に様を見せるのであるが、国の為に戦った責任を問われて死ぬという自負があるから、それを最高の誇りとして誰一人として泣きごとを言う訳がない。それは潔かったことだろう。板垣征四郎は辞世の句で「とこしえの平和のために身を捨てて糞土を黄金にかえる嬉しさ」と死刑判決を受けたことを喜んだと言う。
 死刑判決といえば普通刑事事件で重犯罪を犯した者というイメージで、後悔しもがき苦しみながら死んで行く、という姿を連想しがちであるが、昔の日本人は恥を知って育っているから心が強いだけでなく犯罪者として裁かれるというより、国の代表として責任を取れ、という死刑判決であることを本人は元より国民も理解してくれる筈という心の支えがあるからこそ、死を誇りとして捉えることが出来たのだろう。またこの七人の他にも戦争に負けた責任を強く感じた人も多く、自決した人も沢山いた。この頃の日本国民は恥を知っていたのだ。
 また今と違って夫婦のちぎりも強く、死に行く夫を毅然と送り出し、夫が潔く自決したのを確認した後、自分も自害するというような夫婦の形も多くあった。大東亜戦争は日本が負けた戦争だから、賤軍として悪く言われるのは仕方がない。だが全てが嘘で全てが悪いと否定され続けなければならないのだろうか。一つの事件にしても見る角度や取り上げ方によって全く違うものになったりする。中国から見た物と日本から見た物が全く同じである必要もない。事実の歪曲はよくないが敵国との主張が矛盾するのは仕方がない。元々真逆の発想が戦争を引き起こしているのだ。
 今月末に封切されるという「南京の真実」、サブタイトルがその名もズバリ「七人の死刑囚」と銘打たれているという。ぜひ若い人達にも多く見て貰いたい。責任を取る潔さを知ってる頃の日本人に思いを映せ、今と比較し、我々に足りないものは何かを感じて欲しいものである。作品の大成功を祈願する。

▼山本昌平さんは九州福岡の出身で役者一筋の人である。今年の正月は当社の新街宣車披露祭りを、多くの民族派の人達に参加して貰い挙行した。その時に山本昌平さんにもゲストで参加して貰い、車上でハーモニカ演奏をやって貰ったのである。普通、誤解を恐れて街宣車の上には中々乗らないものであるが、山本さんは堂々と車上で懐かしい童謡を吹いたのだ。悪役スターでしかも我々と知り合いというと、飲む、打つ、買うの三拍子揃った男のように見えるが、実は飲むも打つも全くやらない人で、とても想像できない素晴らしいことを夫婦でやっていらっしゃるのだ。
 それは日本中の老人ホームをボランティアで回って身体の不自由な人達をハーモニカ演奏で励ましている。過日、青森県のはまなす荘を訪問された時、私も同行した。ふる里、赤とんぼ、めだかの学校、鯉のぼり、おじいちゃんやおばあちゃんが喜んで一曲一曲を一緒に歌い出す。痴呆症のおばあちゃんが何度も同じことを話しかけても、何回でもちゃんと応えて相手にする。あっという間に予定の一時間が終了し、帰る時に一人一人の人達と握手をしながら奥さんがパン粉で作ったという「スミレ」のような小さな花を皆に渡して行くのである。パン粉で作った花と説明したものだから、中には口に入れようとするおばあちゃんもいる。
 世話をする看護士さんの大変さもわかるから、何度も何度も、裏方さんがいて皆さんが支えられている、という話もする。喜びに涙する人もいる。はまなす荘では四十本近くのパン粉の花を配ったが、トータルではもう五〇〇〇本以上の花を配ってこられたそうである。奥さんが毎日、コツコツと、この小さな花を作っていらっしゃるそうだ。芸能人のボランティアといえば杉良太郎さんが有名だが、身銭を切って喜んでもらえることを続けることは本当に大変なことである。
 日本を築き守ってきた御年寄りを大事にする心は、子供達に受け継いで貰いたい日本の大切な伝統の一つです。その実践倫理を良心スター山本昌平さんに見た一日でした。

▼戦後六十二年経っても今だに近隣諸国から苦情を言われ続け、平身低頭の外交政策に対して、一方的にイチャモンをつけては世界のあっちこっちに戦争を仕掛けていくアメリカ。弱い国にはめっぽう強いロシア。近隣弱小国を虐め続ける中国。だが一向に反省する気はない。他国には謝罪や反省を求め続け、一方では一切の非を認めない。これが強国の論理である。
 やはり人間社会も所詮は動物社会の弱肉強食が現実であるのがよくわかる。だから弱い国は強くなりたいと核を持とうとする。自分達だけは別格と核を持つ常任理事国に説得力はない。
 しかし、神様、仏様は天上からよく見ていらっしゃる。近隣諸国は利害が絡むから相手の不利を突くのは仕方がない。裏を返せば現状の日本に否定するものがないから未だに六十年も前のことを蒸し返すしか方法がないのだろう。
 だが国際機関では「日本は経済力に見合った国際貢献をしている」とか「日本の中東支援策は世界のモデルだ」というのが今や常識なのだ。これだけ認められても反省を続ける日本人はつくづく謙虚な国民だと感心する。聖寿万歳。日本万歳。

▼今年ももう十二月になってしまった。大した実績も残せず、また一年が終ろうとしている。登り詰めたという実感もないまま、いつの間にやら下り坂と感じている御同輩も多いことだろう。「青春とは人生のある期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心,こう言う様相を青春と言うのだ(サミエル・ウルマン)」という言葉に成る程という心に豊かさを感じる時も一年に何回かあるにはあるが、何せ日に日に衰えていく男の機能の数々。
 昔は元気だった倅も最近はストレスも多いのか鬱病気味で親として心配の種だ。知り合いと会った時も先ず病名や薬名から入り、容姿の衰えを一通り認め合ってから本題に入る、というのが最近の日課である。自慢だったふてぶてしい程に立派だった「別れの一本糞」も最近は何となく力なく感じるし、小便までもが細く短くなってしまった。昔は夕方したら明日の朝まで充分持ったのに、今では倅が縮んだのか夜中に三度も四度も起きて豚の細切れでもあるまいに細かく小出しにするのである。
 年収も下がり、自慢の尻肉も下がり、上がるのは血圧だけだ、とニュー新橋ビル3F肉の万世店内に事務所を出してる仕置人の寺ちゃんがグチを零していた。今年の〆の話だから夢のある威勢のいい話で終りたかったが、毎年こんなものである。可もなく不可もなく今年も一年が暮れようとしている。身内は勿論のこと、今年も一年間御支援頂きました皆様、愛読頂きました皆様に熱く感謝申し上げます。来年もまた宜しくお願い申し上げます。

 冬空に咲きて一輪師走かな
        白 楽


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