ワールドオーシャンファーム黒岩勇の詐欺商法
ワールドオーシャンファーム

黒岩勇の詐欺商法クライマックス


 最近の詐欺業界では、投資事業がトレンドであるらしい。インチキ会社の新規上場を餌にした未公開株の販売や、二束三文の土地や建物を商品化した不動産投資などが代表例だ。

世に投資詐欺の種は…いまだに尽きまじ


 なかには、マグロ漁船に投資し、漁獲高から高配当を得るといった、その名も「夢マグロファンド」なる荒唐無稽な投資話(被害拡大前に当紙が解散させました)さえでっち上げ、一般投資家から銭を騙し取るのに必死である。
 又、古典的なネズミ講を模倣したに過ぎない「ネットワークビジネス」などと称した連鎖販売も、イカサマ投資共々横行している。
 これ等の詐欺に共通するのは、大掛かりな舞台造りである。会社も西新宿あたりの高層ビルに置き、著名人やタレントを広告塔に据えたりと、投資家を信用させ囲い込む為の撒き餌に先ずは大金を注ぎ込むのだ。
 無論、初期投資した数十倍ものリターンを計算し尽くした、詐欺師なりの事業計画である。
 いきあたりばったり的な、オレオレ詐欺といった巷に溢れる今時の俄か詐欺師とは、似て非なるものといえるだろう。



伝説の詐欺黒岩勇・集大成[エビ詐欺]


 そんな詐欺師連中に一目置かれている、伝説のカリスマ詐欺師がいる。
 その男が「黒岩勇」である。
 これまでに黒岩が手掛けた詐欺は、大規模なものだけでも五〜六回になると言われている。その全てがイカサマであった訳だから、当然ながら多くの被害者を出した上に破綻消滅している。
 黒岩の行動パターンは、出資者が騙されていることに気付きだす頃合に、銭を持ち出しトンズラし、それから数年間潜伏した後、また詐欺を繰り返すといったものだ。既に初老の黒岩だが、詐欺と逃亡潜伏で人生の大半を費やしたといえる。
 そんな黒岩だが、今現在、詐欺人生の集大成ともいうべき勝負に出ている。
 それが「ワールドオーシャン基金」(東京都台東区上野七−六−五)であり、その内容はフィリピンでのブラックタイガー(黒エビ)養殖事業への投資である。
 話では、東京ドーム四百五十個分に相当する広大なエビ養殖場を現地のフィリピン地主から借り上げて、四ヶ月毎に出荷することでぼろ儲けできるらしい。
 出資形態(銭を騙し取る方法)は、詐欺業界では流行の匿名組合方式をチョイスしている。俗にいう投資ファンドである。
 出資単位は一口十万円以上からで、一年三ヶ月の契約期間で出資金が倍増するといった戯言が誘い文句である。
 こんな夢物語を信用し銭を吐き出す者等の神経を疑うが、同社元幹部社員の証言によれば、少なくとも数百億円余りを集めたというから、カリスマ詐欺師の面目躍如といったところか。



ワールドオーシャンファーム広告塔=元首相夫人



 当然、ワールドオーシャンファーム社の信用を高める為に、今回もあらゆる手段を講じている。都内有数のシティホテル「東京プリンスホテル」や「椿山荘」でのパーティー開催や、熱海・道後温泉に有力投資家を招いた研修旅行など、カモを囲い込む餌をこれでもかとばら撒いている。
 極め付けは細川元首相の奥方、つまり元ファーストレディー佳代子夫人を広告塔に担ぎ出し、ワールドオーシャンファーム社の信用を磐石なものとした。
 一体どういった伝手があってこれ程の大物セレブを懐柔したか定かでないが、相当な金額が夫人の懐に収められたことは間違いない。
 ただし、その銭は詐欺犯罪によってもたらされたことは疑いようもなく、犯罪の片棒を担いだといった事実を認め、自らの軽はずみな行動を反省して頂きたいものだ。



ワールドオーシャンファーム=ネズミ講&投資詐欺メガミックス商法



 しかし、信用を得たからといって、これだけでは数百億円の出資金を集めるのは困難である。ましてや、所詮インチキ投資ファンドである以上、投資家を騙し続けるのは一〜二年が限界である。
 そこで黒岩がとった手法が、ファンドとネットワークビジネス(ネズミ講)の融合である。ワールドオーシャンファーム社に出資した投資家は、匿名組合員になると同時に新たな投資家を集める営業者となるのである。
 つまり、ワールドオーシャンファーム社が一本釣りした投資家が、紹介料・報奨金欲しさに自らの家族や知り合いを同社に引き込んでくれるのである。
 これが、短期間で巨額な出資金を集めたからくりである。ワールドオーシャンファーム社が投資家に説明している紹介方式等によれば、引き込んだ新たな投資家の出資金の額(十万円以上〜天井なし)で、手にする報奨金の額が連動して高くなっていくとのことだ。
 一番安い十万円クラスの紹介では、報奨金の額も二千五百円程度だが、五千万円クラスともなれば、百二十五万円にも膨れ上がる。
 更に、紹介した出資金の総額でワールドオーシャンファーム社での立場が上がり、今度は指導料の名目で傘下の組合員から最高で月々二百万円を手にすることが可能だとしている。




ワールドオーシャンファームの被害金は戻らない



 本来なら必要とする経費以外は投資に充当しなければならないのに、一部の優秀な?営業者への報酬となって溶けているのが現状だ。
 最早、エビ養殖を対象とした投資ファンドなど、はなから実体の無いものと考えて間違いない。
 ワールドオーシャンファーム社の正体は、流行の投資ファンドを材料にし、黒岩が培ってきた詐欺のノウハウを全て注ぎ込んで作り上げた、銭の草刈場でしかないのだ。
 最近になって、騙されていることに気付いた投資家の一部が、出資金の返還を求めて訴訟を起し始めたようだが、取り戻す可能性は殆ど無いに等しい。
 百戦練磨の黒岩に対し、チマチマと法的手段で訴えたところで、後処理をさせる時間的余裕を与えるだけに過ぎない。
 仮に裁判所を通じ黒岩の個人資産やワールドオーシャンファーム社の留保金を押さえた所で、投資家の手元には僅かばかりの小銭が戻ってくる位が関の山である。




被害者はワールドオーシャンファームに殴りこめ



 もしも本気で取り戻す気概があるのなら、恥も外聞もかなぐり捨てて会社や黒岩の自宅前に座り込む位はすべきであり、その方が余程取り戻す可能性が高い。
 何れにせよ、そろそろワールドオーシャンファーム社を手仕舞いし、黒岩も逃げ出す準備に入ったことは間違いない。その証拠に、ここ数ヶ月はそれまでの倍額の配当を餌に最後の荒稼ぎをしているが、どうあれ全国紙の三面を賑わすのもそう先のことではない。
 黒岩自身は逃げ切る自信を周囲に見せてはいるようだが、今回は元首相夫人まで巻き込んで詐欺の片棒を担がせたことが致命傷となるだろう。
 黒岩の歳で逮捕・収監ともなれば、獄中で詐欺師人生の幕を下ろすことになるやもしれない。それが嫌なら罪を全面的に認め、隠し持っているであろう銭(一説には数十億円)を、全て弁済に当てることで情状酌量をお願いする他ない。

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