敬天新聞四月・社主の独り言
社主の独り言(甘辛)

作家渡辺淳一氏の「鈍感力」という本が小泉元総理が安倍総理に助言した、ということで脚光を浴びてるそうだ。
作家渡辺氏の意図は最近の人は全てに対して余りに敏感に反応し過ぎて目的の目標に向って力を発揮出来ない。一つのものを志したら余り回りを気にするな、と言うことらしい。
 確かに神経が敏感になり過ぎてるところはあるし、周囲の声を気にし過ぎるところもある。ただ渡辺氏の場合「失楽園」とか「愛の流刑地」というようなエロ愛作家として売れてる人だからピンと来ないが、この人は機を見て敏な「旬」を読むのが上手い人である。
 世のイメージは鈍感イクオールとろい、にぶい、とんまというような感じであるが、渡辺氏が世の鈍感な人に暖かいイメージの勇気を与えてくれたようで鈍感力を持った人達が逞しく見えてきた。
 実は私のすぐ傍に素晴らしく鈍感力を持った人がいて十年間も苛められ続けていたのに、本人が全く気付かないので意地悪を続けていた人が「あんたって人は本当に苛め甲斐のない人ねー」とわざわざ家まで言いに来たそうで、それで自分は苛められていたんだと気付いたそうである。この人は性格が明るく頼まれたら断らない。用を言いつけられたら昼夜を問わず駆けつける。家族に対しても他人に対しても嫌な顔をしない世話好きな人である。
 1mぐらい手を広げて30僂箸いΔ掘二十時が午後八時である事を理解する為に十二時から十三、十四と指を折り曲げて行かないと分らない人であるが、子供さんは立派な医者と有名タレントさんに育て上げたと言うから立派の一語である。
 全てに一生懸命な生き方で、子供が勉強する時、自分も一緒に通信教育の勉強をしたそうで、調理師の免許を取ったり、美容師学校を卒業したりしているのである。今では当紙の強力な支援者の一人で当紙の名犬リー嬢には抜群の信頼を得ている。
 話をすると、いつ、どこで、誰が、何を、どうした、と言うのがバラバラだったり、なかったりするので(私もそうだが)、五回以上聞き直さないと、理解出来なかったり、するが、嘘だけは付かない人である。
 その上、人の道、筋道、をしっかり弁えた人でもある。おっちょこちょいで相手の話が終る前に返事をしたり、要件だけ言って直ぐ電話を切ったり、車から降りてバックミラーを見たらもうそこにいないような人であるが、一緒にいて疲れないのである。だから皆が彼女を取りたがる。
 彼女が私に色紙を書いてくれ、と持ってきたので、迷わず私は「一家に一人○○さん」と書いたぐらいだ。うちの社員に言わせると、夜中でもそこら辺で会うらしく「○○さんはいつ寝てるかわからない」というぐらい働き者なのである。
 この人は目標を立てたら一切周りを気にしないで突き進む人で、そして必ず達成するのである。恐らく生まれ持った鈍感力が周りの妨害から守ってくれるのだろう。
 人間は死に急がなくともいずれ死ぬ。神経質になって、ストレスを貯めて疲れる人が多いという。
 鬼沢橋のスーパーおばあちゃん程の鈍感力は持ち合わせなかったとしても、例え夢が叶わなかったとしても、のんびりとマイペースで生きるのもいいではないか。

鈍感力を持った女性でもう一人忘れられない女がいる。もうかれこれ二十年にもなるだろうか。
 私が新宿で小さな事務所を出している時、どういう縁だったか忘れたが、半年ばかりアルバイトで当社に勤めたことがあった。
 夜はどこかのスナックでバイトしている、という話だったが、とても純情で夜の女という雰囲気の全くない女性だった。当時、確か二十二、三才だったと思う。
 ある日、社長室に訪ねてきて「社長、男の人はタマタマとオチンチンはどちらが上にあるんですか」と突然聴いて来た。
 一瞬の事で何を言ってるのか意味が分らなかったが、よく聞くと男の体の性器の部分の位置関係を知りたかったのだ。それで私が「見たことないの?」と訊ねたら「昔、赤ちゃんの見たけど忘れました」という。
 どうやら店で下ネタ話などが出た時、トンチンカンになるらしい。彼女が知りたいのはタマとサオの位置関係であってサオの形とか色という卑猥なものではないのでズボンの窓口からサオだけ引っ張り出して見せても意味はないのである。
 そこで私は百聞は一見にしかずとばかりズボンをずり下げ、彼女にしっかり位置関係を見せた。
 まじまじと眺めながら「オチンチンが上でタマタマが下にあるんですね」と言いながら何か紙切れにオチンチンが上、タマタマが下と書いたのである。何故書くのかと訊ねたら、忘れないように書くのだという。
 そしてまた訊いてきた。「タマタマは二つある、と訊いたのですが、一つしかないけど、もう一つはどこにあるんですか」というので私はサオを持ち上げてタマの中にタマが二つ入っていることを教えてあげたのである。
 彼女は納得してお礼を言って部屋から出て行った。後で彼女に「男の赤ちゃんを見たことがあるんだったら、わかるだろうに」と言ったら「大人になったら成長して位置が変わってるかもしれない」と思ったそうだ。
 成る程。しかしもしタマが上でサオが下だったら小便するのにサオを引っ張り出す度タマがサオの上に乗っかって社会の窓から顔を出すという大変な現象になる。
 そういえば俺も子供の頃、地球が宙に浮いてて、しかも回っているということが理解できなくて(実は今も理解できない)、寝ている時ひっくり返っているのではないかと思っていた。
 仕事のパートナーではツーといえばカーというような仲が頼もしいのかもしれないが、家庭では彼女のような鈍感力を持った女性の方がうまく行くのである。
 見すぎたり、言いすぎたり、聞きすぎたり、知りすぎたり、敏感すぎれば疲れてしまう。
 多分彼女は今頃いい家庭を築いて幸せな生活を送っていることだろう。現代人に鈍感力は程々に必要である。

小泉元総理の鈍感力助言が効き過ぎたのか安倍総理が強力な鈍感力を発揮している。
 歴代総理の中で一番言動がハッキリしていて、近隣諸国に対しても乱れた国内の教育や道徳に対しても毅然とした態度で臨み、誰もなしえなかった憲法改正問題までもが、直ぐ手の届くところまで近づいている。
 ところが、安倍内閣の大臣連中が次から次にトラブルを起す。というより、マスコミが揚げ足を取るように次から次へと重箱の隅を突付くのである。
 人は政治家と言えども聖人君子ではないので誰でも叩けば埃の一つや二つは出るのである。
 だからせめて一年ぐらいは黙って見て、そしてその政策を評価しないで、個人の性格や生活を批判ばかりしていたのでは、誰がやっても何も出来ないだろう。
 しかし叩かれた大臣側でも許される範囲の嘘と許されない範囲の嘘がある。国民は馬鹿じゃないから、これは嘘だなァーと思っていても、笑い話で終らせる場合もある。
 ただ松岡大臣のように嘘をゴリ押しすると矛盾が矛盾を呼ぶことになる。光熱費を付け替えてる議員は何人もいるんだから、間違いましたって言えば何でもなかった話だった。
 衛藤晟一議員を復党させる話もそうだ。一人だけ復党させるというのも、熱狂的な安倍ファンは説得できても国民には理解し難い。鈍感力も程々にはいいが、余りに聞く耳は持たない、というのは危い。
 小泉さんが国会内で派閥を敵に回しても倒れなかったのは国民の支持があったから。国民を敵に回すと参議院選挙前に解散もありうる。
 仲間(部下)を擁護するということは美しい日本の伝統文化ではあるが、その前に日本国民の利益を考えるトップに立つ総理大臣という立場があるわけだから。
 もっと大局的な判断が必要な訳である。大事に至らなければいいが。
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