日本通運アスベスト倉庫問題に対する本紙記者との会話を紙上再現
平成18年春。日通本社にて、日通の担当者に「都内某所の日通の転貸倉庫において天井の吹付けアスベストが剥がれている現状」をどうするのか?との取材を行った。日通担当者の返事は以下の通りであった。
簡単に言うと「知らぬ存ぜぬ」であった

その割には、本紙街宣車両がその倉庫近辺を通過するやいなや、
以下の通り、その倉庫から「日本通運」の看板を撤去
した。
上の写真は本紙がアスベスト剥離を指摘前、
下の写真は本紙がアスベスト剥離を指摘後、
である。
なんとも解りやすい。日通とはそんな企業らしい。
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困った時は「答える義務が無い」

 御社の配送所や倉庫等で、吹付け石綿を使用した物件はあるか。
「中には老朽化した倉庫もあり、石綿を含んだものもあるかもしれないということで、きちんと調査をしている。もしも今後、解体等の必要があれば適正に対応する」
 きちんと調査しているということは、全ての倉庫の状況を把握されているのか。
「細かい内容については申し上げるべきではないと思うが、調査の結果を集約しているので、把握していると解釈してもらってもいい」
 吹付け石綿は、地震や強風などをきっかけに剥がれたり、或いは劣化・損傷したものが自然に剥がれ落ちたりするということはご存知か。
「一般論としては知っている」
 御社の倉庫で、現にそういうことが起こっていることは把握されているのか。
「現に起こっていると言うのは、何か根拠でもあるのか、何かお持ちなのか」
 現場の作業員が『剥がれ落ちている』と証言している。御社の段ボールにくっ付いた状態で運んでいるかもしれないことをどう思うか。
「段ボールにくっ付けて配送するという事実は無い」
 実際に倉庫に行って確認したのか。
「どこか特定の所について仰っているようで、何処のことを仰っているのか分からないが、先ほどから言っているように、全国の拠点について調査し、今後石綿が露出するおそれがあるものについては適正な措置をとり、解体する場合には行政の指導に従いながら法令に則って適正に対処する」
 ならば具体的に言う。東京都江戸川区春江町五丁目十一番の二。こういう風に写真もあるし、看板を掲げているから御社の使っている倉庫で間違いないか。
「はい。それでさっきの話は、現場の者から聞いたのか」
 そうだ。
「ちょっと、これを見ただけでは分からない」
 だから今番地を教えたから、実際に行って調べたらどうか。
「んー……。古い建物の天井から何か粉のようなものが落ちてくることはあるのかもしれないが、それが石綿なのかどうか分からない状態では、ちょっと何とも言えない。繰り返しになるが、全国の拠点に関して適正管理するというのが我々の姿勢だ」
 御社の『姿勢』は分かったが、私は現場をこの目で見た。調査できないのか。
「じゃあ事実関係を確認し、万が一その事実があれば、それはすぐ是正するように指導する」
 それと、この倉庫は建築後の行政の検査を受けておらず、様々な法令や基準を満たしているか定かではない。おまけに登記もされていない。そういった倉庫で長年営業を続けてきたことについてどうお考えか。
「今おっしゃったことが事実かどうか分からないので、それについては今お答えできない」
 私は土地と建物の所有者であるKさんに実際に会って、彼の口から登記していないという事実を聞いている。
「物件の内容が不明だが倉庫はKさんという人の持ち物なのか?」
 そうだ。
「そうすると借りてる物件だから、建築後の検査や登記について私はコメントする立場に無い」
 しかしそのような状態の物件を、御社のような大企業がずっと借りて営業してきたということになればこれは問題だ。今後の対応策等があれば聞きたい。
「我々が今後このことをどうするかということについては、第三者である敬天さんにお答えする義務は無い。我々は行政に対して或いは地域住民に対して必要な場合には適正な説明を行う。その姿勢が答えだ」

ふたことめには「剥がれていない」

 (数日後)
 その後調査されたか。
「件の倉庫は当社が賃借をしている倉庫で、現在は第三者にこれを転貸ししている。従って当社の業務においては、この倉庫は使用していない」
 なぜ日通の看板が掲げられているのか。
「我々がこの倉庫を賃貸しているからで、元々は使っていたからだ」
 なぜ倉庫内に日本通運と書かれた段ボールが置いてあるのか。
「それはうちの会社ではなく、うちが貸している会社が日本通運の段ボールを製造しているような会社だからだ。別にうちの会社の業務として使ってる訳ではない」
 貴方は実際現地に行かれたのか。
「それは別に必要無い。担当部門に調べさせた」
 担当部門の人は調べた結果、何て言っているのか。貴方にどう報告したのか。
「それについてあなたに細かい話を申し上げる必要は無い」
 天井の吹付け石綿が何箇所も剥がれ落ちている所に日通の段ボールが置いてあるのだから、いくら賃貸とはいえ『関係ない』というような態度を取られるんであれば、これは大きな問題になるんじゃないか。
「どういう問題になるんだ」
 大企業としての責任を問われるだろう。
「どんな責任が問われるんだ」
 御社の名が入った段ボールを管理する上で安全のための配慮、例えば段ボール等の資材にビニールパックを被せるとか、或いは倉庫の天井そのものを補修工事するとか、気付いた時点で直ちにやるべきじゃないのか。
「賃貸借契約をするにあたって、貸主である企業(所有者)に対しては、その建物に不備がある場合には改善をするように要請をしている」
 何故未だに何の対策も取られてないのか。
「それは貸主さんの事情だろう」
 それなら『そんないい加減な貸主さんから倉庫はもう借りない』といって、場所を変えるなり何なりすべきじゃないか。
「それは我々と貸主との間の契約の問題だから、あなた方からとやかく言われる筋はない」
 石綿の危険性が指摘されて久しいのに、あの状態で放置すること自体が大企業として杜撰な管理の体制だと批判されても仕方ないと思うが、私が言ってることは間違っているか。
「間違っているんじゃないか」
 何故だ。
「我々は、そういった石綿等の問題があれば、適性に対処するように進めている。ただ自社の物件でない物については、飽くまで貸主が適正に対応しない限り…」
 貸主が対応しないなら石綿が剥がれ落ちても仕方がない、そのまま段ボールを置き続けるということか。
「そうじゃない」
 じゃあ何故、今のような吹付け石綿が剥がれ落ちている状態で平然としていられるのか。
「吹付け石綿が剥がれ落ちている状態という認識をしていない」
 ……いや、剥がれ落ちている。あなたは実際に現場へ行ったのか。
「私は見てない。担当部署に調査をさせたが、剥がれ落ちているという状況は確認してない」
 現に剥がれているじゃないか、天井をよく見なさい。それを見ないで話をするから議論が噛み合わないんだ。じゃあ、倉庫天井の吹付け石綿は一切剥がれていないという認識でいいのか。
「それでいい」

 鹿を指して馬と為すが如き発言には唖然とさせられるが、それが『日通クオリティー』ということだろう。本紙の指摘から二ヶ月以上が経過した今日でもなお、件の倉庫は何の対策も取られないまま使用が続けられている。(つづく)
※紙幅の都合上、ダ・デアル体に統一するなど簡潔にするための編集を加えてあります。
Comment:
2008/06/17 2:38 AM, 大橋 和正 wrote:
先日私が運営しているブログサイトにコメントを下さった方が御サイトについて教えて下さいました。

ここで記載されている日通の受け答えの内容は、私たちが訴訟を決心する前に日通に事情と責任を問いただした時の内容とまったく同じでした。この通りの「知らぬ存ぜぬ」の回答だったので、もうこれは法廷で争うしかないと決めたのです。

このような日通の隠れた体質を私たちは裁判を通して暴いていきたい、そう思っております。
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