デート商法裁判の詳細情報が示す、スルガ銀行の大罪2

デート商法裁判の詳細情報が示す、スルガ銀行の大罪2


婚活サイトで知り合った澤田俊之(フロンティア)から、実際に会って数日後にはオカベ所有のワンルームマンションを購入する羽目となった被害女性。

澤田(フロンティア及びカノーバホールディングス)とオカベが結託していた事実、何よりデート商法を完成させる重要な役どころにあるスルガ銀行の悪質さが際立つ。

以下、前日ブログのつづき

不動産売買契約終了後、オカベ社員と澤田と原告女性がそろって移動。移動先は同ビル(新宿エルタワービル)内のスルガ銀行新宿支店。

先ずは司法書士法人トライ(新宿区西新宿)の社員の指示のもと、所有権移転登記手続き書類を作成。当然、原告とは初対面である。

終了後にスルガ銀行の担当者と入れ替わり、金銭消費貸借契約を作成。同時に、団体信用生命保険の加入手続きが必要であったが、原告女性の過去の疾病が完治したとの証明書類の不備で、契約は未完了。本来ならば、本契約も保留とするところだが、なぜか後日提出でオーケーとなる。

契約は、物件価格2,570万円。但し、手付け金10万円とオカベの報酬250万円を控除した残り、2,310万円。頭金なし(実際は、オカベへの支払い分が頭金相当)毎月96,256万円を平25年2月から59年12月まで、年3.550パーセント。

契約から翌々日、原告女性は我にかえって澤田に「私を騙したのではないか」と、問い詰めた。澤田は「自分が信用できないのか、解約したいと言われたら会社をクビになる。どうか騒がないでくれ」と、脅しと泣きを入れた。

目が覚めた原告女性は、弁護士に相談。弁護士はすぐに動き、クーリングオフの適用期間内にオカベに対し契約無効を通知する。

原告女性はオカベとの契約は白紙だとし、250万円は支払わず、当然のこと物件の引渡しは実行されていない。オカベからも請求はなかった。クーリングオフの適用を無視できないからだ。

この時点で原告女性とオカベの不動産売買契約は事実上解除されていたとし、原告からすればオカベがスルガに弁済するのは当然と考えていた。しかし、結果としては本訴となる。

本来、オカベが速やかにスルガに弁済すれば元の状態に戻るだけだ。最低限の原状回復がなれば、原告も訴訟提起はしなかったであろう。

ただし、弁済に当てる為に物件を市場売却しても原告の債務を帳消しには出来ない。何故なら価値を水増しして売ったからだ。

スルガとて事情は全て知っている。ただし、契約解除で銀行に損金を出す訳にはいかないことに加え、融資即引き上げでは拙速融資であったと問題が表面化するからだ。

常識からして、2,310万円も融資するのに9日間で、小出しされた原告女性の個人情報をもとに融資審査を完了し実行したことを正当化するには相当な無理がある。100万円の中古車を銀行ローンで買うにしたって、もっと日数も手間もかかる。

事前に、スルガとオカベが物件に適した融資対象者を絞り込んで準備していたと考える。条件に合う対象者を差し出したのが、今回でいえばフロンティアの澤田ということだ。綿密な打ち合わせがあればこそ、9日間で契約完了が出来たのだ。

スルガの担当者は、原告女性に「物件をサブリースすれば毎月2万円程度の負担で済む」と、澤田が最初に発した言葉を同様に伝えたという。(スルガは同発言を答弁書で否定)

スルガもまた、30年以上の返済期間がある長期ローンにも関らず、金融情勢による将来的な変動等を無視した不確実な断定的判断を原告に示したことになる。悪徳商法レベルの詭弁を用いたとするなら、スルガは処分を免れない、故に発言を否定したのであろう。

スルガの立場としては、オカベとの付き合いからクーリングオフが適用される杜撰な契約であったことは知ってはいても認めるわけにはいかない。裁判では、あくまでも通常の契約だから問題はないと突っ張っている。

スルガとしては、オカベが示す和解案を原告が承諾するなら、現状ではローン債務者でもある原告に協力してもいいという、責任はないが協力はするというのが落としどころか。尤も、スルガも和解決着しかないとするのが本音だろう。

もし和解が成立しなければ、追い込まれるのはスルガである。オカベと原告との契約がクーリングオフ適用で白紙になる以上、スルガが単独でローン債務者の原告を追い詰める訳にはいかない。

物件を差し押さえて競売か自主転売したところで、全額回収は不可能である。逆に、デタラメな物件評価と杜撰な融資判断が表面化するだけだ。

どうせスルガとオカベはグルなのだから、お互い今回は失敗したと無かったことにしたいだろうが、銀行の看板があるスルガに限っては、一度は契約を締結した手前、有耶無耶な決着では終われない。

肩書や会社をころころ変え、時には会社さえも潰し、ほとぼりが冷めた頃に次の獲物を物色すればいい輩とは立場が違うのだ。悪党の餌に食いついたスルガには当然の酬いだ。

さて、当該裁判での請求はオカベに2320万円支払え、スルガには2310万円の返済債務の存在なしとなっている。

つまりは、オカベがそっくりスルガに弁済して片付けろというもの。差額の10万は手付けである。澤田には精神的苦痛により300万円を請求。

そもそも、数千万円もの不動産売買契約が通販並のクーリングオフの適用を受けるという、杜撰且つ非常識な契約だったのだ。

その事実を受けて尚、ローン支払いを原告に請求できるものならやってみればいい。世間はもとより預金者、そして金融庁が黙っていないだろうが。

天の配剤というべきか、スルガ銀行は今、金融庁検査の対象となっている。
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